筑波大付属盲学校生が修学旅行で来函、住民と交流
update 2004/5/14 10:05
筑波大学付属盲学校(東京都文京区)の中学部の3年生11人と引率教諭6人が修学旅行で12日に来函。13日は新川町のはこだて自由市場で食材を購入し、市青少年研修センター(函館市谷地頭町)でボランティアの手を借りながらイカご飯や三平汁作りに挑戦、地域住民とふれあいながら楽しいひと時を過ごした。
13日のテーマは「北海道を知る」。「食べるまでに、食材がどこから集まってくるのか。作る難しさ、苦労を知ってもらいたい」(間々田和彦教諭)と、生徒たちは住吉漁港で揚がった海産物を見学し、自由市場で食材を買い物してから料理に臨んだ。
北海道アウトドアガイドの木村マサ子さんら住吉町在住の主婦、漁師ら有志10人もボランティアで参加し、生徒たちをサポートした。
調理では、イカの皮を裂いたり、イカの中にもち米を入れるなど作業に励んだ。マスの解体にも挑戦し、生徒たちは包丁で恐る恐る三枚におろしていたが、貴重な体験に充実した笑顔を見せていた。
出来上がった料理は全員で味わい、生徒たちは「初めて魚をさばきました。内臓に触れたとき怖かったけどうまくできてよかった」や「北海道の料理を一度食べて見たかった。作ることもできてよかった」などと感想を話していた。
同学校の来函は4年ぶり4度目。毎回、観光以外にも地元の人たちとの交流やさまざま体験を盛り込んだ内容で実施している。旅行のプランは、1年前から間々田教諭のアドバイスを受けながら生徒が自主的に計画。昨年11月に旅行プランが決定した。
一行は13日夜、思い出を持ち帰り帰路についた。
提供 - 函館新聞社
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