駒ケ岳噴火災害想定し訓練
update 2004/5/14 10:04
道警函館方面本部と森署、函館中央署は13日、駒ケ岳(1131メートル)の噴火災害を想定した初動体制確立訓練を実施した。担当者が噴火時の自らの役割や、配置場所などについて確認した。
異動による担当者変更に合わせ、それぞれの持ち場をあらためて周知することなどが狙い。同本部に災害警備本部、森署と函館中央署に現地警備本部を設置。206人が参加し、車両49台を使用した。
訓練に当たり、角森正人本部長は「初動体制をいかに素早く立ち上げるかが、人命救助と被害軽減に向けた生命線。万一に備え、高い意識で訓練に臨んでほしい」と訓示した。
札幌管区気象台から、駒ケ岳で午前9時45分ごろ、火山性微動が始まり、小噴火が発生した可能性があるとの連絡を受けた想定で開始。災害警備本部では角森本部長以下、34人が今回初めて導入した大型プロジェクターなどをにらみながら、情報収集や派遣人員の取りまとめ、両現地本部への指示などに追われた。
一方、現地では車両を使った部隊などが被害の調査や避難誘導、交通整理などに当たったほか、角森本部長らが道警のヘリコプターに乗り込み、上空から山頂の様子を調べた。
駒ケ岳は1996年から計6回、小噴火を繰り返しており、大・中噴火の前兆として、研究者らが警鐘を鳴らしている。
提供 - 函館新聞社
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