函館、上磯、大野の3森林組合 合併に向け来月予備調印

update 2004/5/12 10:11

 函館地区、上磯、大野の3森林組合は11日までに、6月1日に函館市内で合併に向けた予備調印を行うことを決めた。経営基盤の強化を狙い、2005年1月に合併する。3森林組合は「はこだて広域森林組合」(仮称)として生まれ変わる。

 3森林組合は1997年8月、七飯町森林組合とともに、渡島中部地区森林組合広域合併協議会(会長・斎藤権四郎大野森林組合長)を設立、4森林組合で05年1月の合併を目指していた。しかし、七飯が03年12月、自治体合併と歩調を合わせるため、鹿部町森林組合との合併を打ち出し、同協議会を離脱。合併は暗礁に乗り上げたが、3森林組合は引き続き協議していた。

 予備調印式は午前11時から、ホテルオークランド(函館市昭和)で行われる。式典には、3組合長をはじめ、立会人として、渡島支庁長、1市2町の各首長のほか、道内の森林組合でつくる北海道森林組合連合会(札幌)の会長らが出席する。

 予備調印後、各組合は9月に臨時総会を開き、承認を得られれば1月初旬にも合併する。合併後は、上磯町役場(上磯町中央1)内に新事務所を置く予定。合併後の組合員数は480人(04年2月現在)となる。

 道は03年度から、一定以上の自己資本金などを確保している組合を「中核森林組合」に認定し、事業面で優遇するなど、森林組合の合併を推進している。

 現状のまま、3組合が合併すれば、自己資本金は約1億4600万円で条件を満たすが、常勤の理事と役職員数が足りないため、中核森林組合には認定されない。

 渡島支庁経済部林務課は「合併で体力を強化し、将来は中核森林組合に成長してほしい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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