函館バス、今夏から中国語・英語に対応
update 2004/5/11 09:55
中国語圏からの観光客急増を受け、函館バス(本社・函館市高盛町10、寺坂伊佐夫社長)は今夏から、中国語の接客を始める。バス乗務員らにマニュアルを配布し、あいさつを交わせるようにするほか、対訳が書かれたプレートをバス車内に常備。指さしでコミュニケーションできる体制を整える。
観光都市である函館のホスピタリティー(もてなしの心)の機運を高めるのが狙い。寺坂社長は「台湾などからの旅行者が増えているが、外国語の案内表示はほとんどの場合、英語だけ」と指摘し、「交通事業者として、率先して取り組まなければ」と理由を説明する。
語学レベルは、あいさつや金銭のやりとりができる程度で、流ちょうに話すのが目標ではないという。マニュアルの作成や具体的な指導方法などの詳細は、今後詰める。
中国語のほか、英語にも対応する考え。サービス開始は、観光最盛期の8月を予定しており、現在はマニュアル作りに追われている。料金表など、車内や停留所の標識も中国語や英語で記す方針で、数年掛けて改善する。
マニュアルは全社員441人に配り、接客機会が多い運転手やガイドなど乗務員321人を中心に徹底した教育を行う見通しだ。
提供 - 函館新聞社
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