春ます普及協、消費拡大へ来月イベント
update 2004/5/11 09:54
函館港に年間約700トンの水揚げがある「春ます」をPRしようと、日本海春ます普及協議会(藤谷俊輔会長)は6月、函館での消費普及を目指した各種のイベントを行う。料理講習会と試食会をはじめ、市内鮮魚店での市価の半値以下での特売、高校生を対象にした料理教室など、多数の催しを開催する。
函館は、1987年までサケ・マス遠洋漁業の基地としてにぎわい、現在は日本海で捕れるマスの大半が水揚げされる。ところが、主な消費地は東北・北陸地方で、地元鮮魚店に並ぶことはほとんどない。昨年発足した同協議会は、日本海のマスが春に捕れることから「春ます」と名づけ、地元での消費拡大を目指したPR活動に乗り出した。
10日、ホテル函館ロイヤル(函館市大森町)の本間英喜洋食部料理長が、6日に函館港に水揚げされたマスを調理。「マスのサラダ」や「マスのピーナツソースかけ」「マスのピリからコンブ巻きフライ」など6種類が関係者に披露され、料理講習会と試食会で扱う5品が選ばれた。
今回の料理が出される「家庭で作れる日本海『春ます』の料理講習会と試食会」は、6月10日午前11時から、ホテル函館ロイヤルで実施。翌日の11日は、市内約200の鮮魚店で、「春ます」を1尾200円と、市価の半値以下で発売する。
藤谷会長は「日本海のマスは脂が乗っていて特においしい。ちょうど良く脂が乗った6月にイベント日を決めました」と参加を呼び掛けている。
講習会は定員200人で、参加無料。応募は5月17日から受け付ける。問い合わせ、申し込みは同協議会事務局TEL27・0812まで。
提供 - 函館新聞社
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