館城跡まつり、1500人楽しむ
update 2004/5/10 10:22
【厚沢部】第18回館城跡まつり(館観光促進会主催)が9日、厚沢部町の館城跡公園で開かれ、約1500人の花見客が繰り出した。初夏を思わせる暑さの中、満開のソメイヨシノに囲まれながらジンギスカンに舌鼓。箱館戦争当時の激戦をしのびながら、のどかな春の休日を楽しんだ。
同日午前には、箱館戦争当時に館城で繰り広げられた、新政府軍と旧幕府軍の激戦を再現する「館戦争行列」が披露された。入場した新政府軍は、大砲で旧幕府軍を攻撃。大きな砲声と白煙が来場者を驚かせた。激しい切り合いもあり、会場からは盛んな声援が送られていた。
館城跡は、国指定史跡で、松前藩の支城として1868(明治元)年に完成。箱館戦争当時は、新政府軍に加わった18代目藩主・松前徳廣が入城。榎本武揚らが率いる旧幕府軍の猛攻を受けて、徳廣は青森へ脱出した。城を守った多くの藩兵が戦死している。
会場では、地域伝統の当路鹿子舞(ししまい)のほか、青空の下での少年剣道大会、豪華景品が当たる、昔懐かしい宝引きも行われ、大勢の花見客を楽しませていた。
提供 - 函館新聞社
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