福島町で北海道女だけの相撲大会

update 2004/5/10 10:21

　【福島】千代の山、千代の富士を生んだ横綱の里、福島町の鏡山公園内相撲場で９日、北海道女だけの相撲大会が開かれた。腕に覚えのある女力士が土俵で激突、白熱した取組で観衆を沸かせた。

　道内外から６２人がエントリー。大会名入りのＴシャツとズボン、特製のまわしを締め、勝ち抜き戦で優勝杯を目指した。町の恒例イベントとあって、延べ約２０００人を動員した。

　仲間の声援を背に、力士は大奮闘。体格差をもろともせず四つに組んだり、もつれ合って土俵の外に転がるなどし、男性顔負けの一番を見せた。

　「おでぶ山」のしこ名で参加した札幌市の会社員、山本静香さん（２８）が、第１１、１２回大会優勝の鴨崎弘子さん（釧路市）を寄り倒しで破り、初優勝。トロフィーと賞金１０万円などが贈られた。

　山本さんは「優勝できると思わなかった。運も良かった。賞金の使い道はこれから考えたい」と話した。

　同大会は、町観光協会の主催で１４回目。町のイメージアップを図ろうと、毎年５月第２日曜の「母の日」に開催している。

　釧路管内弟子屈（てしかが）町で開かれていた同様の大会が昨年で終了し、今年から大会の名称を変更。福島町が道内唯一の開催地となったことから、名称の「南北海道」を「北海道」とした。　　　

提供 - 函館新聞社

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