来月1日 交通安全条例施行
update 2004/5/9 19:27
函館市交通安全条例が施行される6月1日まで、1カ月を切った。市は、初日に記念講演を開催するなど、スタートへの準備を進めている。施行後は、夜光反射材の配布や自転車の乗り方の街頭指導などに力を入れていく方針。
市によると、道内で交通安全条例を施行している自治体は約半数に上るが、文面を「です・ます調」で統一したのは道内初。また、1日3件以上死亡交通事故が発生した場合、「多発警報」を発し、非常事態宣言をするのも特徴で、警報が出た場合、広報車で市内一円に交通安全を呼び掛けるなどする。
このほか、 1.市民は暴走行為を発見したとき、「速やかに警察署に通報するよう努めなければなりません」 2.自転車を運転する者は夜間、「車体の側面にも反射器材を取り付けること等により、自ら安全の確保に努めなければなりません」 3.歩行者は夜間、「夜光反射材を使用すること等により、自ら安全の確保に努めなければなりません」―など、独自性の強い規定が並んでいる。
記念講演は、函館国際ホテルで午後6時から開く。道警交通安全教育隊による講話のほか、交通安全情報誌「月刊シグナル」の編集発行人、月居吉彦さんの講演が行われる。最後は、「高齢者代表」が交通安全宣言をする。
乗用車の運転免許を持っている人は、免許取得時に道路交通法を履修しているが、免許を持たない一般の人は、内容を詳しく知らないのが実情。市は、条例施行後もさらに活発な交通安全教室を開催することにしており、「交通マナーの向上を図り、悲しい事故を1件でも多く減らしたい」と意気込んでいる。
提供 - 函館新聞社
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