「学校開放」市民サークル活動の場として好調

update 2004/5/9 19:26

 学校の特別教室を開放し、市民サークルに文化活動の場を提供する「学校開放」が人気となっている。2003年度は、各サークルが利用した回数が初めて1500回を越えた。学校開放10年目に入った本年度も好調な滑り出しを見せており、函館市教委は「今年も利用者が増えるのでは」と期待している。

 文化活動の学校開放は、市民サークルの要望にこたえる形で1995年にスタート。ほとんどが吹奏楽や合唱、演劇、ダンスなどの芸能サークルで、音楽室や視聴覚室、多目的広場などを会場に練習やけいこのほか、イベントに向けた会議の場などとしても利用している。

 初年度は函館八幡小学校、函館港中学校、函館戸倉中学校が開放校となり、11団体が117回にわたって利用。その後も利用実績は右肩上がりで上昇し、大きな音楽イベントが開催された02年度には、利用回数は1489回と初めて1000の大台を突破。述べ利用者数は3万1222人に上った。

 03年度は開放校が11校となり、利用回数は最多の1554回を記録、延べ利用者数は02年度から減少したが、2万4610人と初年度の約12倍と、すっかり市民に定着している。

 人気の理由として、市教委生涯学習課は「広いスペースを無料で使える利用しやすさがあるのでは」と話し、地域コミュニティー活動の拠点として学校に対するニーズの高まりを指摘している。

 10年目のスタートとなる4月も、35団体が利用申請を提出。利用回数100回と順調な利用状況を示しており、同課では「今年は前年度の10%増ぐらいになるのでは」と話している。

提供 - 函館新聞社



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