市公共工事発注額 2年連続100億円割れ

update 2004/5/4 12:49

 函館市の2003年度公共工事発注額(市長部局発注分)が前年度比31・3%減の68億4043万円となり、2年連続で100億円を割ったことが、市のまとめで分かった。厳しい財政事情に加え、目新しい大型工事が無かったことが大きな要因。ただ、本年度は市中央図書館の着工を控え、3年ぶりに100億円の大台に戻りそうだ。

 市財務部によると、発注総額は前年度に比べ、31億1560万円減少し、発注件数は55件減の460件。月別件数では5月が61件と最も多く、次いで10月の59件、8月の55件と続く。

 業者別受注金額でみると、三菱重工業北海道支社が4億1580万円でトップ。函館どつくの3億5437万円が2位で、沢田建設1億3770万円、港工業1億2300万円、加藤組土建1億2264万円の順になっている。

 過去の発注総額と件数をみると、1999年度が114億5390万円(521件)、2000年度が208億6633万円(511件)、01年度が157億7965万円(533件)で推移。02年度は99億5603万円で、「平成に入ってから初めて」(調度課)100億円を割った。

 市の大型工事は2000年度に日乃出清掃工場と七五郎沢最終処分場、01年度に市営函館競輪場、市総合保健センターの整備と続き、02年度以降、一段落した形で大幅な落ち込みにつながった。

 04年度の当初予算発注額は前年度比276・4%増の102億3000万円。本年度着工の市中央図書館関連で36億4800万円を計上している。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです