函館ドルフィンズ、9日に10周年記念演奏会
update 2004/5/4 12:48
結成10周年を迎えた吹奏楽団「函館ドルフィンズ」(佐藤弘康団長、40人)が9日午後6時から、函館市芸術ホールで記念演奏会を開く。1993年9月の結成以来、地元函館を地盤に演奏活動を続け、昨年9月には北海道吹奏楽コンクールB編成(40人以上で構成)で金賞を受賞、着実に活動の成果を発揮している。節目を飾る演奏会に向けて、団員たちは一丸となって練習に励んでいる。
7度目の自主演奏会。3部構成で進行したこれまでのスタイルを変えて、今回はポピュラーな曲を中心とした1部と大作中心の2部構成で開催する。特に最後を締めくくるD・ショスタコービッチ作曲の映画音楽「ベルリン陥落」は、これまで取り組んできた楽曲の中でも難易度が高く、団員たちの10年間の真価を問う作品。同吹奏楽団を定期的に指導している、札幌大学吹奏楽団音楽監督の今井敏勝さんを客員指揮に迎え、約20分にわたる大作を演奏する。
1部では、木管楽器を中心に指導しているクラリネット奏者の岩平尚子さんがゲスト出演し、さわやかなクラリネットの音色を奏でる。
団員たちは週2回、同市千代台町にある青少年センターで練習に励んでいる。それぞれ仕事をしながらの活動とあって、全員そろっての練習はめったにできないが、それぞれが自分のパートに責任を持ち個人練習などで腕を磨いてきた。4月中旬に森町で行った1泊2日の合宿でほぼ完成させ、本番に向けて仕上げの段階に入っている。
佐藤団長は「団員が集まらず解散の危機に陥ったこともあった。それでも演奏会を見に来てくれた人たちをはじめ多くの方に支えられて続けることができた。市民に愛される楽団を目指します」と飛躍を誓い演奏会に臨む。
提供 - 函館新聞社
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