函館消費生活センター、相談件数過去最高

update 2004/5/3 19:31

 函館市消費生活センター(田原勝昭所長)の2003年度相談・苦情件数が、1967年の開設以降、過去最高の2819件に上ったことが、2日までに分かった。前年度比41・7%増と伸び率も最高。携帯電話の不当請求や消費者金融関連が67%を占めており、社会問題が反映される結果となった。

 総数の過去4年間の推移は、2000年度が前年度比11・6%増(1300件)、01年度が同37%増(1781件)、02年度が同11・7%増(1990人)と右肩上がり。99年度から4年間で2・42倍に跳ね上がった。

 携帯電話の不当請求は、使った覚えのない携帯電話の有料サイト利用料を求められたり、不当に高額な延滞料を請求されるもので、939件と前年度比2・4倍。続く消費者金融は、544件で同1・5倍に上る。携帯電話の不当請求では、10代の女性が2カ所の占いサイトを見て、5万円以上の請求をされた事例もあったという。

 同センターは「親せきや知人を装おう“成り済ましメール”など、手口が巧妙化している。携帯電話関連の被害にとどまらず、相談や苦情は今後さらに増える」と予測。「おかしいと思ったらまず相談を」と呼び掛けている。相談窓口はTEL26・4646。

提供 - 函館新聞社



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