綜合警備保障函館支店が本通りに移転

update 2004/5/3 19:30

 警備大手、綜合警備保障(本社・東京)の函館支店(木村光春支店長)は4月、函館市富岡町3の道商ビルから同本通2のビルに移転した。建物内に車庫を設け外部との接点を減らし安全対策を強化。受託先の監視カメラの映像を流すモニターを増やすなど、サービスを拡充する。

 新社屋は鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積は約830平方メートルで、以前の約5倍に上る。過去3年間は、ホームセキュリティーへの意識も高まり、一般家庭からも申し込みが増加。年20%ペースで顧客が増え、施設整備が急務だった。

 大きく改善したのは、車庫が同じ建物内になったことで安全性が向上した点で、社屋内への現金輸送も、警備の負担が軽減。さらにモニターや計器類を増やしたことで、これまで以上にきめ細やかな警備ができるようになったという。木村支店長は「社屋を持ち、看板を掲げることでアピールになれば」と話している。

 同社は1965年に創立。グループ会社を合わせた2003年度3月期連結決算の売上高は2483億8500万円で、経常利益は183億9600万円。函館支店は83年に設立しており、従業員は20人。

提供 - 函館新聞社



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