江差いにしえ夢開道が開幕
update 2004/5/3 19:29
【江差】歴史的景観の整備が進む、江差町のいにしえ街道を舞台に「第12回江差いにしえ夢開道(ゆめかいどう)」が開幕した。初日の2日には、箱館戦争当時に江差周辺で繰り広げられた激戦を再現する、野外劇「江差幕末物語」が上演され、大勢の観光客や住民が熱心に見入っていた。
野外劇は正午から、江差町会所前で開幕。街道沿いの商店主らが榎本武揚や土方歳三ら幕府軍、新政府軍に分かれて激しい戦闘を展開。蝦夷(えぞ)共和国建国の夢をかけた幕府軍の軍艦・開陽丸が江差沖で沈没し、榎本、土方らが悲嘆にくれる様子を熱演。詰め掛けた観客から大きな拍手が贈られた。
野外劇は午後2時から、江差港の開陽丸青少年研修センター前でも上演され、同センターやかもめ島を訪れた観光客らが、江差で繰り広げられた歴史のロマンに思いをはせていた。
イベントは3日まで。街道沿いでは、10時から、陶芸展やあい染め、桐(きり)細工など職人芸の実演展示、青空自由市も催されている。ビールやイカ焼きなどを提供する「いにしえ茶屋」も出店している。
3日はスピードくじの抽選会、尋ね人ゲームのほか、町会所野外ステージで、第41回江差追分全国大会で優勝した、寺島絵里佳さんらが出演する「江差追分と民謡ショー」も行われる。各イベントに関する問い合わせは江差商工会TEL01395・2・0531へ。
提供 - 函館新聞社
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