メーデー 市内2ヵ所で集会やパレード

update 2004/5/2 13:57

 第75回メーデーが1日、函館市内2カ所で開かれ、2450人(各主催者推計)が「労働者の祭典」に参加した。雇用の確保や政府の年金改革法案への反対姿勢をアピールし、国会議員らの国民年金保険料の未納問題を批判。自衛隊のイラク派遣撤退を求めるなど、今夏の参院選へ気勢を上げた。

 連合北海道函館地区連合会は千代台公園で集会を開き、52団体1850人が参加した。渡部正一郎会長はあいさつで、参院選必勝に結集を呼び掛ける一方、民主党の菅直人代表が国民年金保険料の未納問題を厳しく非難。同党の金田誠一衆院議員は「断腸の思い。心からおわびしたい。国民が安心できる年金制度をつくり上げることがわたしどもの使命」と党を代表して陳謝した。

 井上博司函館市長、民主党の道議、函館市議らも出席し、「イラクからの自衛隊即時撤退」「年金法案の撤回」などを求める決議を採択した。

 一方、全労連・函館地方労働組合会議は市内松風町のはこだてグリーンプラザで集会を開き、35団体600人が参加。佐藤達雄議長は「雇用、暮らし、平和を守るために戦いを広げよう」と訴え、「自衛隊のイラク撤退、年金大改悪反対」などを柱にしたスローガンを採択した。

 両団体とも、集会後は労働旗を手に、市内をパレード。小泉純一郎首相の張りぼてなども登場し、シュプレヒコールを上げながら五稜郭公園までデモ行進した。

提供 - 函館新聞社



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