山本耕史さんが函館駅の一日駅長
update 2004/4/30 14:15
NHKの大河ドラマ「新選組!」に土方歳三役で出演中の俳優、山本耕史さんが29日、来函した。JR函館駅の一日駅長を務め、SL函館大沼号などの出発合図をしたほか、新選組ゆかりの地を歩いて訪れる「FM歴史ウォークin函館」でトークショーを開いた。山本さんをひと目見ようと大勢の市民が集まり、にぎわいをみせた。
JR函館駅では、自身が演じる土方をデザインした「スーパー北斗 新選組!ラッピングトレイン」と対面。「このデザインで利用者増につながればうれしい」と話し、午前8時30分発の札幌行きの同列車の出発合図を担当した。
同9時からは、同駅改札内の壁面に設置されている「きのうの敵はあすの友」(流政之氏制作)前で、馬場雅史駅長から一日駅長委嘱状を受け取った。セレモニーには多くの市民が駆けつけ、ミスツインクルが「一日駅長」のたすきをかける時には、「うらやましい」と歓声があがっていた。
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新選組ゆかりの地を巡る「FM歴史ウォークin函館」(函館市など主催)には、市民ら約500人が参加。JR函館駅前から、西部地区や五稜郭公園を徒歩と市電で回り、土方歳三最期の地碑のある若松町の函館市総合福祉センターでゴールとなった。
参加者は3班に分かれて午前10時から順に出発し、FMラジオでそれぞれの班の引率担当者の解説を聞きながら歩いた。西部地区では、赤レンガ倉庫群や旧イギリス領事館、元町公園などを散策。市電で移動した五稜郭公園で昼食を取った。
ゴール地点に到着する頃には、大人も子どももヘトヘトに。同福祉センターで開いたトークショーで山本さんは、「きょうは一日駅長も務め、汽車を発車させました。大勢のファンを前に、応援していただいていたことを再確認し、励みになります」とあいさつした後、同ドラマの撮影秘話などを紹介した。
家族などを誘い参加した市内柳町の高瀬健太君(10)は「碧血碑を初めて見た。疲れたけど、面白かった」と満足した様子。友人の松川絢太君(10)は「写真をたくさん撮ったので、ノートにまとめます」と張り切っていた。
提供 - 函館新聞社
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