中間報告への市民意見75件 男女共同参画条例検討懇話会
update 2004/4/30 14:15
函館市の「男女共同参画に関する条例検討懇話会」(会長・窪田良弘弁護士)は、3月にまとめた中間報告に対する市民意見募集の結果をまとめた。42人から75件が寄せられ、5月9日の「市民の意見を聴く会」での発表を希望したのは7人。国会で話題になった「ジェンダーフリー(性差別からの解放)」には否定的な意見が多かった。
項目別にみると、最も多いのが基本理念で30件、次いで基本的施策が20件。ジェンダーフリーという言葉については、「行政が私的な問題に介入してはならない」「小学校低学年から過激な性教育が問題になっている」「女性らしさ、男性らしらが無視されては日本の将来が不安」など、異を唱える意見が大半だった。
条例の名称には「男女平等」「まちづくり」などの明記を求める意見が寄せられた。条例制定に反対意見はなく、市男女共同参画課は「同様に意見募集を行った神戸市で集まったのは70件。人口差を考えると75件は少ない数ではない」と話している。
市民の意見を聴く会は5月9日午前10時から、函館市総合保健センターで開き、希望した7人が意見発表する。
提供 - 函館新聞社
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