七飯町、５月から公共施設６１カ所で完全分煙

update 2004/4/30 14:15

　【七飯】七飯町は５月１日から、町や町内会が管理する公共施設約６１カ所で完全分煙を実施する。本年度策定した「町分煙推進行動計画」に基づく取り組みで、各実施施設には、２８日から完全分煙をＰＲするステッカーが張られ始めている。町保健センターは「受動喫煙によるたばこの害を少しでも防ぎたい」としている。

　町は０２年度、町民の健康づくりのための指針となる「町健康づくり基本計画」（ななえ健康プラン２１）を策定。２０１０年までに、町内の全公共施設で分煙化する方針を盛り込んでいる。

　ただ、町役場庁舎や文化センターなどの大型施設ではすでに分煙が行われている一方で、町内会館などの小規模施設では進んでいないのが現状。同センターが昨年、町内会を対象に実施したアンケートでも、町内会が利用する３７施設のうち、分煙を実施しているのが５施設（１３・５％）にとどまっており、分煙に向けた具体的な行動が必要となっていた。

　実施するのは、町が管理する施設４０カ所のほか、町内各地区の町内会館２０カ所。各施設には２１センチ四方の分煙マークを玄関などに張って分煙推進を訴えるほか、町内会館についても、管理する町内会に分煙マークを配布し、協力を要請する。また、計画の進ちょく状況は「健康プラン２１」の計画推進委員会で報告、議論する考えだ。

提供 - 函館新聞社

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