厚沢部で野鳥観察会
update 2004/4/30 14:14
【厚沢部】厚沢部町で29日、みどりの日にちなんだ野鳥観察会が行われ、町内外の小学生と保護者、日本野鳥の会道南桧山支部の会員ら約70人が、新緑がもえる太鼓山や俄虫(がむし)沢で野鳥や高山植物などを観察し、春の一日を楽しんだ。絶滅危ぐ種のクマゲラや青い羽根が美しいカワセミも目前に姿をみせ、参加者は豊かな自然を満喫した様子だった。
厚沢部町教委と同支部が合同で開催。好天に恵まれ、汗ばむほどの陽気となった。太鼓山スキー場に集合した参加者は、双眼鏡やカメラを手に水路や沢沿いの野鳥などを観察。目の前をドジョウをくわえたカワセミが横切ると「青い宝石みたいだ」「とても早く飛ぶね」と歓声が上がっていた。
続いて、紫色のかわいらしい花を付けるカタクリが咲き誇る俄虫沢へ。同支部会員らの説明を受けながら、多彩な花を咲かせている高山植物、新芽が開き始めた樹木などを熱心に観察した。
一行は、頭上から聞こえる野鳥のさえずりに集中しながら、登山道に沿って太鼓山を目指した。登山道沿いではクマゲラのほか、キツツキがくちばしで樹木をたたく様子なども観察できた。
観察会に参加した、江差町立朝日小3年の斉藤志乃さんは「カワセミの姿がとてもきれいだった。かわいいカタクリがたくさん咲いていてうれしかった」と、心弾んだ様子で話していた。
提供 - 函館新聞社
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