箱館五稜郭祭 今年は5月15日から

update 2004/4/28 10:04

 幕末の函館の歴史群像を再現する「第35回箱館五稜郭祭」(同祭協賛会主催)の日程が決まった。5月15日の碑前祭、土方歳三コンテストを皮切りに、16日は維新行列や開城セレモニーを実施する。パレードでは、ペリー来航150周年の年にあたることから、ペリーが乗った黒船を再現。35周年を記念し、戊辰戦争や五稜郭祭をテーマにした冊子の発売も初めて行う。

 新選組副長・土方歳三の命日(5月11日)にちなみ、毎年この時期に行っている。15日は、午前10時から中島町の「中島三郎助父子最後の地碑」を皮切りに、市内5カ所で碑前祭を実施。同10時50分から谷地頭町の「碧血碑」、同11時半から若松町の「土方歳三最期の地碑」、同11時50分から函館亀田八幡宮の「開城会見の地」、午後12時半からは五稜郭タワー横の「箱館戦争供養塔」前と続く。

 午後1時からは、五稜郭公園特設ステージで記念式典。優勝賞金10万円の「土方歳三コンテスト全国大会」や、昨年に引き続いての「ちびっ子土方コンテスト」などが行われる。

 16日午後1時からは維新行列・音楽パレードが中島町の中島廉売通りを出発。電車通りを五稜郭公園に向けて進み、行啓通りでは開城時を再現した戦闘シーンを披露。同2時半から、同公園特設ステージでフィナーレを飾る開城セレモニーをする。

 ペリー来航150周年を記念し、維新行列にペリーが乗っていた船「サクスハナ」とアメリカ製の自動車「ロコモビル蒸気自動車」も登場。ペリーにふんした人も乗船する。

 35周年を記念した冊子「箱館五稜郭祭35周年記念歴史と祭りとの出会い」は、4月末から五稜郭タワーで発売の予定。A4判オールカラーの48ページで、1500部を発行。戊辰戦争や同祭の背景や風景などを写真と共に紹介する。

提供 - 函館新聞社



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