平年より7日早くサクラ開花宣言
update 2004/4/27 10:08
早くも届いたサクラの便り―。穏やかな春の一日となった26日、函館のサクラ(ソメイヨシノ)が道内のトップを切って開花した。平年より7日早く、昨年より2日早い。また、松前町も同日、松前公園のソメイヨシノの開花を宣言した。
同日午前10時ごろ、函館海洋気象台職員が五稜郭公園内にある標準木で数輪の開花を確認した。札幌管区気象台発表の開花予想より1日早く、気象庁の道内15カ所の観測地点で最も早かった。道南のもう1つの観測地点の江差は26日現在で開花していない。
松前はサクラ開花の観測地点には含まれていないが、サクラの名所・松前公園を訪れる人も多いことから、町が独自に開花の予想や発表を実施している。同公園のソメイヨシノの開花は平年より4日早く、今年はこれまでにチシマザクラ、オオヤマザクラなどが平年より早く開花している。
五稜郭公園内の開花状況は全体的に標準木より遅めだが、堀沿いの並木はピンク色のつぼみが膨らんでおり、今週中にはそろって咲き始めるとみられる。道内では開花から3、4日後に満開を迎えるため、今年は、函館、松前とも見ごろはゴールデンウイークと重なりそうだ。
同気象台の週間天気予報によると、27、28日は低気圧の影響で雨や雪が降るが、29日から5月2日までは晴れるという。最高気温も14度前後と平年並みで推移する見込み。
提供 - 函館新聞社
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