武者パレード 勇壮に 松前さくらまつりが開幕

update 2004/4/25 17:23

　第５７回松前さくらまつり（松前観光協会主催）が２４日、開幕した。５月１６日までの２３日間にわたり、松前公園をメーン会場にさまざまなイベントを開催。早、中、遅咲きのソメイヨシノなど２５０種１万本のサクラも競演を繰り広げる。

　同日午前１０時半からのオープニングパレードで祭りがスタート。道警音楽隊や松前中マーチングバンド、海上自衛隊松前警備所の隊員でつくる、勇壮な武者軍団が、福山商店街からサクラのつぼみが一斉にほころび始めた松前城へ行進。みぞれ混じりの空模様だったが、沿道に詰めかけた住民や観光客から盛んな声援が送られた。

　松前神社では、祭りの安全を祈る祈願祭に続いて、前田一男松前町長や吉澤慶信副知事、川村正道議、疋田清美同観光協会長らによるテープカットが行われ、開幕を盛大に祝った。また、武者軍団を代表して、高橋清吾さん（３５）が「これから豪華けんらんなサクラの競演が始まる」と、高らかに開会を宣言した。

　正午すぎからは、同公園を訪れた大勢の花見客が、満開を迎えた「冬桜（フユザクラ）」や「大山桜（オオヤマザクラ）」、開花直前のソメイヨシノなどを楽しんだ。

　同まつりは、大型連休が始まる２９日、同公園内の桜見本園で「おらがまち物産まつり」（５月４日まで）が開幕。連休後半の５月２日には、同公園特設舞台で「郷土芸能大公開」も開催。午前１１時から午後１時まで、地域伝統の松前神楽や月島奴踊りなど、郷土芸能を披露する。問い合わせは同観光協会TEL０１３９４・２・２７２６。

提供 - 函館新聞社

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