鷲ノ木5遺跡で見学会

update 2004/4/25 17:22

 森町の鷲ノ木5遺跡で24日、一般向け見学会(町教委主催)が開かれた。町内外から約170人が見学に訪れ、壮大な縄文ロマンに夢をはせた。

 同遺跡は昨年度から発掘調査を実施。これまでに、縄文時代後期(約4000年前)のものとみられる道内最大の環状列石(ストーンサークル)や竪穴墓などが見つかっており、当時の宗教感などを探る上で貴重な発見として注目される一方、遺跡が道縦貫自動車道の建設ルート上に位置するため、保存か高速道路建設かをめぐり、問題となっている。

 この日は時折、雨やあられがぱらつく悪天候の中、午前、午後の2回実施。見学者は町役場からバスで移動、学芸員の藤田登さんから説明を受けながら見学した。

 直径34―37メートルの環状列石を熱心に撮影する見学者が目立ったほか、藤田さんの「中には100キロ以上の石もある。働いていた人は100人以上いるのでは」などという説明に、興味深く耳を傾けた。

 函館市八幡町から訪れた西村瑠璃子さん(8)は「4000年前の土に触ったのが面白かった」と興奮気味。母親の亜紀子さん(42)は保存問題について「このまま残してほしい。別の場所に持っていけるならいいんですが」と話していた。

 見学会は5月8、22日も実施。申し込みは希望日の前日までに町教委(TEL01374・2・2186)へ。

提供 - 函館新聞社



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