高橋知事立会いのもと、5市町村合併に調印
update 2004/4/24 13:20
函館市、戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町は23日、函館市内のホテルで合併協定調印式を開き、12月1日に4町村を函館市に編入する合併協定書に調印した。「平成の大合併」道内第1号で、1973年12月の函館市と旧亀田市の合併以来31年ぶり。道議会の議決などを経て、10月の総務相告示で正式決定する。新「函館市」は政令指定都市に準じた権限を持つ「中核市」移行を目指す。
調印式には5市町村の首長を含む法定合併協議会の委員ら約50人が出席。高橋はるみ知事ら立会人が見守る中、5市町村長は法定協で決定した協議事項35項目からなる協定書に署名、押印し、手を取り合った。
新市の市長となる井上博司函館市長は「水産業の振興、水産海洋都市の進展をアピールし、スケールの大きい観光地づくりを目指す。住民から合併して良かったと思われるような施策の推進に努めたい」とあいさつ。高橋知事は「昭和の合併の最後と平成の合併の最初が函館市とは感慨深い。桜前線のように函館をスタートとして、道内各地で合併協議の成果が開花することを期待している」と祝辞を述べた。
新市の人口は30万911人(2月末現在)で、合併後に目指す「中核市」昇格の要件である30万人を維持できるかは微妙。新市庁舎は現函館市役所で、町村役場は支所になる。5市町村それぞれの6月議会、9月の道議会の議決を経て、総務相に合併を申請。10月の総務相告示で手続きが終わり、12月1日に新しい「函館市」が施行する。
5市町村は2003年7月に任意合併協議会を設置。同9月から法定合併協議会に移行し、合併に向け協議を進めていた。
提供 - 函館新聞社
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