「保存する場合は支援を」鷲ノ木5遺跡問題で森町長が文化庁に要請

update 2004/4/24 13:18

 森町の湊美喜夫町長は23日、縄文時代後期(約4000年前)のものとみられる道内最大の環状列石(ストーンサークル)が発見された同町の鷲ノ木5遺跡の保存問題に関して文化庁関係者と接触、保存する場合に国からの支援を要請した。これに対し同庁は「補助事業を用い、可能な限り支援したい」とする考えが示された。

 鷲ノ木5遺跡は道縦貫自動車道の建設ルート上に位置。保存か高速道路の建設かで注目が集まっており、日本考古学学会などが現状のままでの保存を道、町などに要望している。

 文化庁や町関係者によると、この日、湊町長と町教委、道教委の関係者が都内で同庁の文化財調査官2人と会談。同町長は「遺跡を保存することになれば、町財政への負担が大きい。保存することになった場合、国からの支援をお願いしたい」と要請した。

 これに対し、同庁は「同遺跡は大変重要で、国の史跡に相当する高い価値がある。補助事業を活用し、可能な限り支援したい」と答えたという。

提供 - 函館新聞社



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