母の日商戦 癒やし系に人気集中
update 2004/4/22 10:02
5月9日の「母の日」を控え、函館市内の百貨店やスーパーで母の日向けの商品が店頭に並び始めた。ことしはセーター、エプロンといった定番商品に加え、健康グッズなど“癒やし”系商品が人気。安心、安全を求める世相からか、価格にかかわらず質の高い品を選ぶ本物志向も特徴だ。幾つになっても母親だけには頭が上がらないとあって、財布のひもも緩みがちになりそう―。
ハート形の巨大カーネーションのディスプレで、母の日へのムードを盛り上げるテーオーデパート(市内梁川町)。セーター、カーディガン、パジャマ、エプロンなどの人気は健在で、40―50歳代の若いお母さん向けには「プリントTシャツ」の受けもいい。母の日ギフト1万円(税別)以上の購入者には花束をプレゼントするなど、消費者の心をくすぐる演出も。
棒二森屋(市内若松町)は「『安心・安全・快適』がキーワード」(営業企画部)。セーター、ハンカチ、帽子など従来の売れ筋に、入浴剤、風呂用枕など健康グッズの組み合わせを提案している。健康グッズを盛り合わせても価格は5000円弱と手ごろ。定番品とセットにして贈るケースも少ないという。「母の日ぐらい、料理もしないで、お風呂につかってゆっくりしてもらいたい」と担当者。
「本物志向で、いいものが売れる」と、指摘するのはイトーヨーカドー函館店(市内美原1)。5000―6000円のオーダーメードの財布に予約が集まっているほか、衣料品も価格が高めな国産にこだわって売り出している。「割高でも品物がしっかりしているから、年配の方には評判がいい」と手応えもまずまずだ。
このほか、市内各店でもあの手この手の企画を繰り出し、母の日商戦に突入。ゴールデンウイークにピークを迎える。いずれにしても大切なのは感謝の気持ち。さて、あなたの品定めは?
提供 - 函館新聞社
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