八雲・今金・熊石3町法定協調印 支庁越境は道内初

update 2004/4/22 10:01

 法定の「今金町、熊石町、八雲町合併協議会」の調印式が21日、八雲町本町の「はぴあ八雲」で行われ、3町長が協定書に署名、押印した。渡島の八雲、桧山の今金、熊石という支庁の垣根を超えて法定合併協設置を決めたのは道内初。3町長は、2006年2月までの合併を目指し、固く握手を交わした。法定協は5月1日に発足する。

 調印式には、外崎秀人今金町長、藤村正二熊石町長、山内尊洲八雲町長のほか、3町の助役や議会議長など約20人が出席。渡島と桧山の両支庁長らが、アドバイザーとして参加した。

 協定書に調印後、外崎町長は「新たなマチづくりに一歩踏み込んだ。3町で力を合わせたい」、藤村町長は「太平洋と日本海を有する自治体。活気あるマチにしたい」、山内町長は「漁業、農業の基盤を生かしたマチにしたい」と、それぞれ抱負を述べた。

 来賓の前田晃渡島支庁長は「桧山支庁とともに、法定協の運営を支援したい」、平沼栄二檜山支庁長は「支庁の枠組みを超えての法定協設置は全道初。3町の特性を生かした新たなマチづくりを」とエールを送った。

 調印式に先立って開かれた第8回北渡島任意合併協議会では、先週、3町の各議会で法定協の設置について議決されたことが報告された後、同任意協の解散が承認された。法定協の会長に山内八雲町長、会長職務代理者に外崎今金町長を選任、事務局は八雲町に置くことを決めた。

 法定協の初会合は5月7日午前9時半から、八雲町の「八雲町民センター」で開かれる。

提供 - 函館新聞社



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