摩周丸 昨年度の入館者数大幅増加

update 2004/4/21 10:02

 昨年4月にリニューアルオープンした函館市青函連絡船記念館「摩周丸」(菊池芳彦館長)の昨年度の有料入館者数は7万4000人で、市が目標としていた7万人を超えたことが分かった。また、同期の総入館者数は8万3000人で、通年営業が行われていた2001年度の入館者数6万1000人を大幅に超えた。

 同船は1988年の連絡船廃止まで現役で活躍。91年に「メモリアルシップ」となり、02年12月、市が第3セクターの函館シーポートプラザから3億9900万円で購入した。

 昨年4月19日にリニューアルオープンし、ツアー客や修学旅行生などを基調に、来館者数を伸ばした。また、「青函ジョイント夏フェスタ」や「花火大会開催時の夜間開放」などの各種イベントも大勢の市民を集めた。

 現在、展示用に塗り直された作業場などを、現役当時の色にする作業を行っている。自動車甲板には、12台分の枠を付けて公開するほか、ワイヤーの動作範囲を示す、安全対策のために引かれた白線なども復元する。

 作業はほぼ終わっており、4月末には終了する見通し。同館ではゴールデンウイーク期間中、青函連絡線OBを語り部として3人配置し、来館者に当時の様子を説明してもらうことにしており、「白線などがあれば、当時の様子を説明しやすく、聴く人も喜ぶのでは」と期待。「今年のゴールデンウイークは休日の並びがいい」として、2年目のスタートダッシュに意気込みを見せている。

提供 - 函館新聞社



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