市内主要観光7施設 昨年度利用者約17万人減
update 2004/4/20 10:02
昨年度の函館市内主要観光7施設の利用者数は、前年度よりも16万8000人少ない277万3000人(前年度比4・8%減)だったことが、函館国際観光コンベンション協会の調べで分かった。市は「全体的に観光客が南国志向だったのが原因では」と分析。ただ、今年は東アジアからのチャーター便増加が見込まれるなど明るい材料も多く、春の行楽シーズンでの「完全復活」に期待を寄せている。
各施設の利用状況は、旧函館区公会堂が17万7000人(同10・7%減)、写真歴史館が1万人(同13・4%減)、五稜郭タワーが73万1000人(同3・3%減)、旧イギリス領事館が7万9000人(1・8%減)で、軒並み低調だった。
元町案内所は8万6000人(同5・5%増)と増加したものの、駅前案内所が12万1000人(同23・5%減)に落ち込み、両案内所の合計20万7000人(同13・4%減)は、前年度より3万2000人少なかった。
また、函館山ロープウェイも、法定定期検査による運転休止が前年度より13日多い25日間(10月22日から11月15日まで)あったことが響き、156万9000人(同5・3%減)にとどまった。
昨年度は、新型肺炎の影響で、4―6月の東アジアからのチャーター便がゼロになるなど、マイナス要因も多かったが、本年度は同地域からのチャーター便が4、5月だけで約60便見込まれている。市も「海外チャーター便観光客歓迎費」として380万円の予算を計上するなど期待は大きく、観光客の動向が注目される。
提供 - 函館新聞社
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