野外劇総決起集会、活動スタート

update 2004/4/19 10:50

　民間非営利団体（ＮＰＯ）の「市民創作『函館野外劇』の会」（フィリップ・グロード理事長）は１８日、函館本通小体育館（函館市本通１）で総決起集会を開き、今夏の第１７回公演に向け、初練習を行った。出演者、裏方ら約９０人が参加し、リニューアル２年目の活動がスタートした。

　集会には制作スーパーバイザーの鈴木均さんらが東京から参加。輪島幸雄理事長代行は「成功に向けて互いに気持ちを合わせて頑張ろう」とげきを飛ばし、鈴木さんは「今日はたっぷりと汗をかいてもらう。昨年の数十倍良かったと思える野外劇にしよう」と呼び掛けた。

　早速、昨年のリニューアル公演で好評だった開港シーンの「フラッグダンス」の練習に入り、リズムに合わせた旗振りをけいこ。シナリオの読み合わせを行ったほか、全員で野外劇のテーマソング「星のまちＨａｋｏｄａｔｅ」を合唱し、気持ちを一つにした。

　初参加となる長老役の大村公男さん（６６）＝森町駒ケ岳＝は「市民の力で、自分たちの歴史を語ることは素晴らしい」と絶賛。ペリー役の川島陸男さん（５６）＝函館市花園町＝は「なるべく、ペリーらしくやりたい」と笑顔で汗をぬぐっていた。

提供 - 函館新聞社

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