ジャックス不動の1位 03年度法人所得ランキング
update 2004/4/17 09:56
民間信用調査機関の帝国データバンク函館支店は16日、2003年決算で、渡島・檜山管内3税務署(函館、江差、八雲)に4000万円以上の所得を申告した企業の所得ランキングを発表した。法人数は146社で、前年比29社減だったが、申告総額は231億900万円と同5・1%増。前年に続き1位の信販大手ジャックスが総額の34・2%を占めており、実質本社を東京に置く同社を除くと道南企業の総額は同19・2%減にとどまった。
上位3社をみると、ジャックスが前年比2・48倍の79億2100万円を申告し、不動のトップを守った。2位は不動産業の羽田総業で、前年の14位からランクアップ。所得は同2・29倍の5億9500万円に上る。3位は亀田病院で、前年よりも順位を1つ上げたが、所得は同0・6%減の56億1200万円だった。
業界別では、基幹産業の水産業が同3社減の9社で、申告総額は同26・5%減の14億9389万円。仕入れ販売ルートの確立や製造コストを改善したタカノトレーディングなど3社がベスト10入りした。建設業は公共工事の削減に伴う受注競争で収益率が低下。同比14社減の35社、総額は同24・9%減の31億1700万円と振るわなかったが、前年比増益の帝都建設、森川組の2社が20位内に入った。
観光業は前年と同じ7社で、総額は同15・5%減の9億8800万円。企画力に定評のある五稜郭タワーや函館ロープウェイが収益を伸ばし、ホテルのサンプリンスなどが順位を上げた。その他で目立った動きがあったのは、医療機関で、3年連続マイナス。同4社減の13社で、総額も23・1%減の17億3500万円だった。
提供 - 函館新聞社
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