渡島教育局がスクールカウンセラー増員
update 2004/4/17 09:55
渡島教育局は、子どもたちが抱えるトラブルや悩みなどの相談相手となる「スクールカウンセラー」の人員を本年度から増やす。函館市と七飯町の小中学校を対象に、5月上旬にも配置する予定。子どもたちを取り巻く状況が複雑化する中、児童と学校、父母らの連絡・相談体制の強化を図る。
スクールカウンセラーは、1995年度からスタート。臨床心理士や精神科医などを道が任用し各自治体に派遣する。同教育局では昨年度、函館市に4人が配置された。
昨年度、函館市では1人3校合わせて12校で活動を展開。4地区別にそれぞれが中心となる拠点校1校に週1回4時間、その周辺にある対象校2校に隔週で1回4時間ずつ訪問。1人当たり1年間で280時間、生徒や教職員、保護者などの相談を受けてきた。
本年度は、函館市で1人分増となったほか、新たに七飯町に1人配置。1人が拠点校と対象校それぞれ1校ずつで週1回4時間の活動するほか、5校の相談校から電話で相談を受ける体制を取り、昨年度と同じ280時間の業務をこなす。
スクールカウンセラーは、子どもたちの悩み相談はもちろん、教職員に対して子どもたちへの指導法などを助言、校内での講習会を開くこともある。また、保護者との面接や場合によっては不登校の子どもの家を訪問もするなど、活動は幅広い。
子どもたち不安や悩みを受けとめる支援者として期待されており、同教育局では「教員らのカウンセリング技術向上にもつながる」と話している。
提供 - 函館新聞社
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