函館デザイン協議会が10周年
update 2004/4/15 10:03
創立10周年を迎えた函館デザイン協議会(渡辺譲次代表)は16日午後6時半から、函館山山頂のレストランジェノバで記念パーティーを開く。会員、OBら約60人が出席し、デザインを通じて地域に貢献できる活動を具体化するなど、新たな発展を誓っている。
同協議会は、デザイン活動の発展、啓もうを目的に1993年7月、会員75人で設立。設立時は、地域の産業振興にデザイン制作を取り入れる動きが全国的に活発化した時期で、個々のデザイナーがマチづくりに参画する機会を得た。
会員はグラフィックやイラスト、建築、写真、看板製作、クラフト、教育などあらゆるジャンルで創造的な仕事に携わる人たちで構成し、現在、42人で活動している。
設立後の4―5年は行政の要請を受けながら、水産加工のパッケージ開発や特産組合のパンフレット製作などを行ってきた。また、毎年、会員によるデザイン作品展の開催や旭川、帯広の協議会との三都市デザイン交流会議などの事業を続けてきた。昨年は新たな試みとして、子供たちのデザイを作品化する「夢・デザインコラボレーション展」を開催。今後も内容をさらに充実させて主力事業にしていく方針だ。
パーティーでは、10年の歩みを振り返るほか、今年度創設した「デザインアワード」の受賞者の発表と表彰式を行う。
渡辺代表は「行政を通じた活動が多く、組織固めをしてきた10年だった。次の20年に向け、市民に向けた活動を数多く展開していくことでデザイン活動の発展につなげていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。