市環境部が七五郎沢最終処分場「早急に調査」

update 2004/4/14 10:40

 函館市議会の民生常任委員会(中江捷二委員長)が13日に開かれ、市環境部は、有毒ガスの発生も指摘されている七五郎沢廃棄物最終処分場の環境調査を早急に行う考えを示した。市がボランティアの協力を得て行う、15日からの三和廃棄物処理産業(現・清算法人)の不法投棄現場の原状回復作業の中に、同処分場での選別作業があることから実施する。

 竹花郁子委員(無所属)が、ボランティア従事者の安全を考え、硫化水素ガスなどの調査をするよう求め、岡田芳樹環境部長も「実施する」と答弁した。

 時期については、市職員約50人が18日に選別作業をテスト的に行うことから、同部では「可能であればその前に調査したい」との意向を示した。ただ、「既に実施した調査では安全性が確認されている」(同部)として、調査が間に合わなくても、選別作業は予定通り実施する方針。

 同委員は「(市に不信感を持つ)住民感情にも配慮し、部外者による調査を」と提言したが、同部長は「環境行政を担う部局である以上、我々でやる」と述べ、理解を求めた。

 今回のボランティアは、函館商工会議所青年部を中心とする「まちづくり支援連絡協議会」(大桃泰行会長)が援助。生活環境への影響が懸念される不法投棄部分を5月までに撤去し、分別作業なども年内には終える予定となっている。

提供 - 函館新聞社



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