江差町津花館の新メニュー「土方歳三弁当」
update 2004/4/14 10:39
【江差】NHKの大河ドラマ「新選組!」の放送開始を受けて、江差町橋本町のレストラン・津花館(打越修社長・料理長)で13日、「土方歳三弁当」が新メニューとして登場した。箱館戦争の戦場になった江差とゆかりが深い、新選組副長・土方にちなんだ弁当で、人気を集めそうだ。
明治初期から道南に普及したとされるメンチカツ、豚肉のしょうが焼きなどの洋食メニューを中心に配した。郷土料理のクジラ汁、江差の繁栄を支えたニシンを使ったマリネ、ニシンそばなど、栄養にも配慮したメニュー構成でボリュームも満点。価格は1600円。
打越料理長は「メンチカツはいち早く道南に伝わった明治の味覚。土方が食べたかも知れない郷土の味覚とともにバランスよく構成した」と語る。
旧幕府軍を率いた土方は、旧暦の1868(明治元)年11月に松前・上ノ国方面での激戦を経て、江差入りを果たした。軍艦・開陽丸も海上から作戦を支援したが11月15日に座礁・沈没。沈みゆく開陽丸の姿に土方は、現在の檜山爾志(にし)郡役所前にある松の木を拳でたたきながら、沈没を嘆いたとの伝説も残されている。
津花館からは、復元された開陽丸がある鴎島、開陽丸が海底に眠る江差港を一望できる。打越料理長は「土方が青春を懸けた開陽丸に思いをはせ、歴史のロマンを感じながら料理を味わってもらえれば」と話している。
弁当は常設メニューとして提供する。営業時間は午前11時から午後9時。定休日は第2、4月曜日。問い合わせは同店TEL01395・25151。
提供 - 函館新聞社
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