クラシックカー、ピアマーケットで展示へ
update 2004/4/10 13:21
井上博司函館市長は9日、経営再建中の北海道振興(本社・札幌、毛利稔社長)が所有する旧函館ドック跡地(同市弁天町20、23・2ヘクタール)を1億円(税別)で購入することを正式表明する一方、北海道振興が跡地内で所有するクラシックカー(約200台)を地元民間企業数社が購入し、新会社を設立して事業展開する計画を進めていることを明らかにした。
クラシックカーは、現在空き家状態となっている商業施設「ピアマーケット」(同市若松町12)に展示する予定という。
同市長はドック跡地の活用に関し、工場を解体した上で、産学官連携で進める「函館国際水産・海洋都市構想」の拠点地とする考えを改めて示した。また、1993年の北海道南西沖地震で被害を受けた岸壁部分は水深6メートルの公共岸壁として整備するとし、「緑地も造成したい。市の内部で時間をかけて詰めたい」と述べた。
クラシックカーの展示については「摩周丸(市青函連絡船記念館)と一体的な活用ができ、新たな観光資源になる」と期待し、新会社を支援する考えを示した。
ピアマーケットは1990年にオープン。2階建てで、延べ床面積5344平方メートル。第3セクター「函館シーポートプラザ」が運営した当初は23店が入居していたが、テナント減少を受けて96年にJR北海道が購入。昨年9月には唯一のテナントだった地ビール工場が撤退して以降、空き家状態が続いている。
提供 - 函館新聞社
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