機動救難士が海難救助の初訓練

update 2004/4/10 13:19

 第一管区海上保安本部函館航空基地(野口修基地長)は9日、1日付で着任した機動救難士4人による海難救助の初訓練を行った。

 より迅速な海難救助が目的で、昨年4月に発足した救護士を発展させた部隊となる。全道で初めての導入で、鳥取県美保航空基地(第八管区)と鹿児島航空基地(第十管区)とともに配置された。2002年に配置された福岡航空基地(第七管区)を含め、計4管区に16人の機動救難士が置かれた。海難救助の際、水面作業に加え潜水作業ができるようになったほか、隊員に救急救命士が加わったことで、医師の指示を受けた医療行為も可能となった。

 訓練は、海難事故で海に投げ出された人の救助を想定し、地上約15メートルを旋回中のヘリコプターからロープを使い降下し、つり上げ作業などが行われた。

 野口基地長は「より多くの局面で、能力を最大限生かし、1人でも多くの人命を救ってもらいたい」と期待した。リーダーの阿部豊機動救難士(35)は、「ヘリコプターを使うことで、船で行けないような磯など特殊な海難にも対応していける。迅速な救助を心掛けたい」と抱負を語った。

提供 - 函館新聞社



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