函館野外劇・団体入場者数4倍増見込む
update 2004/4/9 10:12
市民創作「函館野外劇」の団体入場者数が今年、一気に4倍以上に増えそうな情勢となっている。複数の大手旅行代理店が公演買い取りや観劇ツアーなどの企画を組んでいるためで、夏の函館観光のけん引役として期待が掛かる。
昨年のリニューアルが国内外で高く評価されたことに加え、雨で公演が中止になっても、ビデオで野外劇が見られるように別会場を用意したことが「商品価値」を高めたとみられる。
市民創作「函館野外劇」の会によると、大手旅行代理店の近畿日本ツーリストクラブツーリズムでは、同野外劇を絡めた3コースを設定。今夏の主力商品として、200万人以上の顧客にPRすることにしている。
公演1回分を買い取った国内最大手の旅行代理店JTBも、函館山からの夜景観賞をセットにしたツアーを企画。JR北海道でも、列車を使った観劇ツアーを2回予定しているほか、東京近郊の「道南会」や大阪の「函館をおもう会」なども、観劇ツアーを企画している。
同「函館野外劇」の会では、昨年276人だった団体入場者数を今年はJTBの買い取り枠だけでも最低800人と予想。各社のツアーも「力が入っている」(同会)ことから、数百人を見込んでおり、合計1000人以上の観光客を集めそうな勢いだ。
また、修学旅行も「生徒たちが調べた歴史が出てくるのでいい教材になるが、雨で中止になったときの旅程が困る」とされてきただけに、これから予定が組まれる来年以降、増加が期待される。
提供 - 函館新聞社
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