江差高、新課程一期生が入学式
update 2004/4/9 10:12
【江差】本年度から生徒の進路や興味に応じた科目選択が可能な、全日制普通科単位制高校に転換した江差高(渡部泰夫校長)で8日、新課程1期生の入学式が行われた。
本年度の新入生は144人。保護者ら約150人が出席した入学式で、渡部校長は「皆さんは単位制の第1回入学生。学業を大きな柱に有意義な3年間を過ごしてほしい」と式辞を述べた。
濱谷一治江差町長は「厳しい時代の中、夢や志を持ち生き方をつかみ取って」と激励。横野晃一PTA会長は「開陽丸に乗り組んだ青年は新時代を開こうとした。開陽丸の引き揚げ、遺物整理に参加したのは江差高の先輩。伝統を受け継ぎ、さらなる飛躍を願っています」と励ました。
続いて新入生代表の松吉啓祐君が「先生、先輩方と良い関係を築き、友を大切にし、悔いのない高校生活を送りたい」と入学宣誓を行った。
江差南高と統合した同高は本年度、全日制普通科単位制高校に転換した。1年では必修科目中心。2・3年から進学や就職などの進路希望、興味関心に応じて多彩な選択科目を受講できる。
同高では2・3年次の選択科目で「江差追分」を開講する。郷土芸能を授業に導入するのは全道的にもユニークな取り組み。年間を通じて週2時間の授業を設定。歌唱指導や追分のルーツや変遷を学ぶ演習の2本柱で授業を構成する。
入学式では、第41回江差追分全国大会で優勝した、同高卒業生の寺島絵里佳さん、妹で江差南高出身の絵美さん、同校在学中の真理絵さんの「寺島3姉妹」が、江差追分を披露。新しい高校生活に期待に胸を膨らませた新入生が熱心に聴き入っていた。
提供 - 函館新聞社
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