土方関連菓子、市内メーカーが新発売

update 2004/4/8 11:05

 「新選組ブーム」に沸く函館で、菓子メーカーでは新選組にちなんだ新商品を開発、販売する動きが出ている。観光シーズンもいよいよ幕開け。各社は五稜郭や土方歳三最期の地など、新選組ゆかりの地を訪れる観光客らをターゲットに、函館のPRを兼ねた売り上げ増に期待を寄せている。 

○北海道製菓

 北海道製菓(本社・函館市大縄町、宮本正社長)は、北海道を代表する4種類の味覚をせんべいにした。カニとウニの2種類の海の幸を表現した「蝦夷維新伝」と、ゴボウとじゃがバターの山の幸を詰め込んだ「箱舘共和国」の2種類。

 「北海道に関係した味の良い土産を作りたい」(同社)と、昨年秋から企画。新選組の人気を受け、パッケージに土方歳三、五稜郭などゆかりの地を使った商品にした。

 2種類の味が6枚ずつ入り、1箱525円で、10日発売。同社は「函館は土方歳三が夢破れて華々しく散った地。お土産で全国に持ち帰っていただき、函館のアピール効果を期待している」としている。

○天狗堂宝船

 きび団子でおなじみの天狗堂宝船(本社・函館市西桔梗町、千葉浩喜社長)は、コンブの粉末を練り込んだ3種類の団子を1箱に詰めた「箱館銘菓昆布百選」を、5月の大型連休ごろから売り出す。きび団子製造のノウハウを生かし、箱入りの観光土産として定着を狙う。

 粉末を練りこんだ「こんぶのおもち」、それをベースに細切りのコンブを加えて触感が楽しめる「若葉入り」、白ゴマを加えた「白ゴマ入り」で、原材料には北海道土産としても著名な南茅部町特産の白口浜真コンブを使用。箱は、土方歳三と近藤勇、沖田総司の3人が仲良く団子を食べる姿と五稜郭をデザインしている。

 1箱300グラム、500円。同社は「南茅部のコンブは献上昆布とも言われるほど高品質で有名。供給も安定しており、味が良い」と自信を見せている。 

提供 - 函館新聞社



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