“新函館市”30万人割れ、厳しい中核市移行

update 2004/4/6 10:13

 函館市、戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町の住民基本台帳による3月31日現在の人口は、29万8682人で、5市町村としては初めて30万人の大台を割った。人口30万人以上を指定要件とする中核市への移行を目指す市にとっては、厳しい情勢。ただ、転入者が多い4月には、例年、3月末から1500―2000人ほど増えており、4月末時点では30万人台を回復する公算が大きい。

 同日現在の5市町村の人口は、函館28万1333人、戸井3874人、恵山4602人、椴法華1548人、南茅部7325人で、計29万8682人。2月末より2229人、減少した。

 昨年の3月末と4月末の人口変動をみると、4月末では1557人の増。02年は2052人、01年1937人、00年2051人で、いずれも4月には増加している。ただ、昨年の回復数が1500人台にとどまっており、「景気低迷で人事異動を控える恐れもあり、4月にどの程度回復するか」(市総務課)という懸念の声もある。

 中核市移行の要件となる人口は、住民基本台帳人口ではなく、5年ごとに行われる国勢調査(00年、30万5311人)の人口が採用される。市は、30万人割れが予想される次回国勢調査の結果が出る前の05年10月の中核市移行を目指しているが、それまでに30万人割れが常態化する恐れも出てきた。

 また、飛び地合併の申し入れがある木古内町の3月末時点の人口は、6375人で、5市町村との合計は30万5057人となる。

提供 - 函館新聞社



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