カバー外れ遊具1台撤去、指切断事故受け緊急点検

update 2004/4/6 10:12

 回転式遊具で小学生が指を切断する事故が2日、大阪で発生したことを受け、函館市住宅都市施設公社は5日、管理する市内の公園に設置されている回転式遊具すべてについて、緊急点検を行った。この結果、本通第4号児童公園(本通2)の回転式遊具で、鉄製のシャフトカバーが外れていることが分かり、修理のためすぐに撤去した。

 カバーが外れていた遊具は、円状のソファのような形の座席に座り、中心の支柱を回して遊ぶようになっている。設置当初は、支柱にハンドルのような物が付けられていたとみられるが、支柱の棒だけとなっていた。ねじ穴などはなく、指を切断するような事故は想定しづらかったが、「万が一を考え撤去を決めた」(同公社)という。

 同公社によると、管理するのは市内264公園で、うち、遊具があるのは248公園。大阪で事故のあった遊具と同タイプの物は、今回撤去した1基のほか、富岡第3号児童公園(富岡町2)に2基が設置されている。また、球形のジャングルジムのような回転式遊具は9公園に11基設置されている。

 遊具の細部の点検には専門的な知識が必要なことから、同公社では、札幌の遊具点検業者に各公園が隔年で点検されるよう依頼。毎年、半分ずつを目安に遊具の部品ごとの点検を行い、安全を期している。

 また、職員が各公園の巡回をしており、一昨年には、富岡第3号児童公園の回転遊具のシャフトが劣化して傾いているのを発見して撤去、修繕するなどした。

提供 - 函館新聞社



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