地方公務員給与実態調査 函館市は道内127位

update 2004/4/5 10:17

 函館市のラスパイレス指数(国家公務員の給与を100とした場合の地方公務員の給与水準)は97・9(前年度比1・2ポイント減)で、道内212市町村中127位だったことが、道のまとめた2003年度地方公務員給与実態調査で分かった。渡島、桧山管内27市町村のうち、26市町村が100未満で、18市町村が前年度を下回った。道内平均は、3年連続の指数減少で過去最低を記録、自治体の厳しい財政状況を如実に反映している。

 自治体の区分でみると、道が100・4(同2・0ポイント減)、政令指定都市の札幌市が102・8(同0・7ポイント減)。札幌市を除く道内市町村平均は98・6(同0・4ポイント減)、同市を除いた市平均は98・8(同0・5ポイント減)、町村平均は98・4(同0・4ポイント減)で、いずれも函館市を大きく上回った。

 函館市は道内34市中23位にとどまり、前年度と比べた増減値で道内177位と停滞。昇給の繰り延べなど、厳しい台所事情を踏まえた財政縮減策が要因になっている。

 指数100以上の市町村は、前年度比7市町村減の46市町村で、渡島、桧山管内は1町減って森町の101・0だけだった。

 最も指数が低いのは渡島が鹿部町の93・9、桧山が瀬棚町の93・3で、落ち込みが最大だったのは渡島が椴法華村(95・0)の同2・5ポイント減、熊石町(97・0)の同1・6ポイント減。逆に最も上昇したのは渡島が南茅部町(99・7)の同1・1ポイント増、桧山が今金町(97・5)の同0・9ポイント増だった。

 指数が低い自治体が多い点について渡島支庁は「管内では優秀な職員を対象にした特別昇給を見送る自治体が多い」(振興課)と話している。

提供 - 函館新聞社



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