６台玉突き事故で１１人けが ダンプ運転手現行犯逮捕

update 2004/4/1 10:13

　３１日午後４時５分ごろ、函館市戸倉町１６４の道道で、信号待ちのタクシーに後方からダンプカーが衝突した。タクシーは反動で前方に押出され、同じく信号待ちしていた乗用車５台が玉突き衝突した。タクシーに乗っていた乗客の米国籍女性（７５）が右手首を骨折したほか、被害車両５台に乗っていた幼児１人を含む合せて１０人が首などに軽いけがをした。

　函館中央署はダンプカーを運転していた同市松陰町１７、自営業、高橋敏男容疑者（６１）を業務上過失傷害の現行犯で逮捕した。

　調べによると、現場は片側１車線の直線。事故当時、現場付近は帰宅ラッシュで混雑しており、高橋容疑者が前方をよく確認せずに運転していたと見られる。

　乗用車を運転し被害にあった女性（５７）は「バックミラーを見たらダンプが斜めに出てくるのが見えた。（危険と思い）身を縮めた」と事故を振り返り、対向車線を走行していたタクシー運転手（６９）は「事故のときはガシャっというすごい音がした」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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