サントリーラグビー部、8月に上磯で初合宿

update 2004/3/31 10:03

 【上磯】日本選手権優勝3回を誇る、国内有数の社会人ラグビーチーム、サントリーサンゴリアス(永友洋司監督)が8月、上磯町で初めて合宿を行うことが決まった。永友監督らが30日、上磯町役場を訪れ、海老澤順三町長に宿泊先などの協力を要請した。

 同チームは年1、2回、網走やオーストラリアのほか、長野県菅平で合宿を実施しているが、環境に変化を付けようと滞在先を模索。永友監督が、上磯ラグビー協会の海老澤健二会長ら町内の関係者と親交があったことから、実現の運びとなった。

 滞在期間は8月1日から6日まで。9月に東京、大阪などで開催する公式戦「ジャパンラグビートップリーグ」第1節に照準を合わせ、始動する。7日には網走に場所を移し、試合を想定した練習に切り替える。

 選手らは、町内七重浜の函館スパビーチに宿泊。中野通運動公園の敷地内にあるプールや体育館などを利用し、基礎体力づくりや戦術の確認のほか、ゲームの展開などについてミーティングなどを行う。

 また、選手は滞在中に函館近郊の高校、大学、社会人チームで活動する選手らを対象に技術指導なども行い、交流を深める予定だ。

 海老澤町長は「白羽の矢が立ったことに感謝している。当日が楽しみ」とし、永友監督は「温かく迎えていただきうれしい。上磯での合宿を通して、全日本を奪取するのが一番の恩返し。ラグビーの普及も含め、地域に貢献できれば」と話している。

 同チームは1980年の創部。東京都府中市の専用グラウンドを拠点に選手40人、スタッフ15人の計55人で活動し、うち、全日本代表選手1人を抱える。2000、01年には日本選手権大会2連覇を果たしている。

提供 - 函館新聞社



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