5市町村合併12月1日に正式決定。

update 2004/3/30 10:10

 函館市、戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町の渡島東部5市町村が、12月1日に合併することが、29日の第7回法定合併協議会で正式に決まった。議会議員の身分は在任特例を適用し、4町村議員の報酬は現行通りとすることも決定。協議項目全35件がこの日で決まり、5市町村は4月23日に合併協定書に調印する。6月の各議会で合併を議決した後、道に申請する運びで、「平成の合併」道内第1号となることがほぼ確実となった。

 この日は、議員の定数・任期、町字名、5市町村建設計画、合併期日の4件が議題となった。

 議員の定数・任期に関しては、5市町村議会での協議内容を踏まえ、在任特例を適用。4町村の議員の任期を合併後2年5カ月延長し、2007年5月1日とする。次に定数特例を適用して、11年5月1日まで4町村の定数を各1とし、全体で38人に。これ以降は、全地域を一選挙区とし、定数は地方自治法の上限内で、条例により定める。

 報酬は現行通りで、現市議の報酬(月額51万円)と町村議とは約3倍の開きが生じる。

 議員の身分については、3委員から「報酬が現行のままなら84人に増えてもいいのでは」という趣旨の意見が出されたほか、異論はなかった。

 町字名は、現在の字名を新町名とし、同一または同じ読み方の場合は一方に「新」を付ける。例えば、函館市と椴法華村にある「八幡町」は、同村の方に新を付け、「函館市新八幡町」に。戸井町二見町は「函館市新二見町」、南茅部町双見は「函館市双見町」となる。

 合併建設計画について、当初05―14年度としていた計画期間を「合併年度から14年度」に変更。さらに総事業費2921億円は、前期分1546億円、後期分1375億円とした。

提供 - 函館新聞社



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