2月の雇用情勢、4カ月連続で前年上回る

update 2004/3/29 10:10

 函館公共職業安定所は、2月の道南雇用情勢を発表した。求職者1人に対する求人数を示す有効求人倍率は前年同月比0・02ポイントプラスの0・48倍で、4カ月連続で前年を上回った。だが、全国平均(1月)の0・79倍に比べると依然低い水準で、同職安は「持ち直しの動きはみられるが、回復したとは言えない。引き続き厳しい雇用環境」とみている。

 月間有効求職者数は9978人と前年同月比2・3%減少したが、月間有効求人数は4769人と、同2・5%増加。新規求職者数が2689人(同1・7%減)、新規求人数が2006人(同1・9%増)で、先行指標となる新規求人倍率は同0・03ポイントプラスの0・75倍。2カ月ぶりに前年を上回った。

 新規求人を産業別でみると、卸売・小売業・飲食店が落ち込み、同15・9%減。その他は好調で、建設業が同8%増、製造業が同14・4%増、運輸・通信業が同23・1%増、サービス業が同4・1%増―となった。

 新規求人に占める常用パート求人の割合は32・1%で、同1・8ポイントマイナス。求職前の状況では離職者が減っており、事業主都合が同6・2%減、自己都合が同15・3%減だった。

提供 - 函館新聞社



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