箱館奉行所講演会
update 2004/3/28 17:18
箱館奉行所復元啓発講演会(箱館奉行所復元促進期成会主催)が27日、函館市内の五稜郭タワーで開かれた。約100人が参加、文化財保存計画協会主任研究員の木下寿之氏が、同奉行所の復元過程を中心に説明した。
同市教委は五稜郭公園内で、2009年度の同奉行所復元を目指し、03年度からの2カ年計画で基本設計の策定に取り組んでいる。今回は、奉行所に対する市民意識の高揚を目的に開かれ、全国各地で歴史的建造物の修理・復元を手掛け、箱館奉行所でも基本設計を担当する木下氏を講師に招いた。
木下氏は、奉行所復元の意義に関し、「当時の文化を見学者に直接伝えるために有効な方法だ」と主張。工法については「(以前造られた)当時のままに行えば、修繕するときに技術が使える」と話し、幕末期に作られたときと同じ作業を求めた。
また、木下氏が以前に携わった復元建造物にかかわる整備効果なども示し、参加者は興味深く聞き入っていた。
提供 - 函館新聞社
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