TMO「屋台村」オープン目指す

update 2004/3/24 10:34

 JR函館駅前・大門地区の活性化を進める第3セクターのはこだてティーエムオー(渡辺良三社長)は新年度から、2000年の設立時の構想に盛り込んだ「うまいもの領事館事業」の実現に向けて動き出す。当面は小規模飲食店を集めた「屋台村」のオープンを目指す。同社が4月中旬にも枠組みを決定するほか、函館市が実現に向けての計画策定をする。

 計画では、大門地区の空き地に約900平方bの平屋を建築。座席数10席程度のカウンター形式の小規模飲食店が約30店が入居し、営業する。店は北海道や函館の特色である魚介類やラーメンなどのほか、さまざまな専門店を予定しており、今後の公募での出店希望者の応募に期待が集まる。

 2005年度着工を目指し、国や市の補助金を受ける見通しになっている。

 同社は駅前活性化の3本柱として(1)空き店舗対策事業(2)駐車場運営事業(3)共通カード事業を推進。「うまいもの領事館」は空き店舗対策事業として提案しており、単なる食事の場の提供ではなく、国際観光都市・函館の新名所としての役割も持たせる。

提供 - 函館新聞社



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