少年少女合唱団4月18日に定期演奏会

update 2004/3/23 10:11

 函館少年少女合唱団の第27回定期演奏会が4月18日午後1時半から、函館市芸術ホールで開かれる。同合唱団にとって、年度を締めくくる集大成の演奏会。同合唱団は昨年、1974年の結成以来初となる本州遠征を果たした。国内の著名な合唱団と交流し、貴重な体験をした団員たちが、今回のステージで一回り成長した姿を披露する。

 最同合唱団は市内、近隣町の保育園年長の園児から高校生まで30人が在籍。毎週土曜日、信田誠さんらの指導を受けながらレッスンに励んでいる。

 昨年7月、岐阜県で開かれた杉並児童合唱団主催の交歓演奏会に初めて出演。国内の著名な合唱団と交流を果たした。また、9月には、青森で開かれた海峡フォーラムでの演奏会にも出演した。本州での発表は結成以来初めてで、団員たちは刺激を受けて帰函した。

 団長の宮本真由美さん(17)は「一流の合唱団は、踊りながらでもしっかり発声していた。わたしたちに足りない部分。もっと練習しなければと感じた」と向上心を倍増させた。

 信田さんも「本州に遠征した後、団員の目の色が変わった。グループ練習が活発化した」と、一味ちがった合唱を期待している。

 今回のステージは、4部構成。1部は「子供の世界」と題し、函館出身の作曲家、廣瀬量平氏の作品から「春の風」など5曲を発表。2部では、合唱コンクールの自由曲の名曲を、3部ではポピュラーの名曲をそれぞれ歌う。メーンの4部は、合唱ミュージカル「ビリーの木」を上演。団員たちが独自でアレンジした歌と踊りのコラボレーションが見所だ。

 今月30日から4月1日まで函館市青少年研修センターで合宿し、総仕上げに入る。

 宮本さんは「気を抜かず、さらに完成度を高めていきます。本番ではぜひ多くの人に聴いてほしい」と最高の舞台を誓っている。

提供 - 函館新聞社



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